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リサイクル石けん利用のエコ洗車

油藤商事では、自動車の自動洗車機に通常使用される合成洗剤のかわりに、一般家庭から回収した廃食油からつくられるリサイクル液体石けんを使用する「エコ洗車」を行っています。

自動車洗車は大量の水と洗剤を使用します。一般的に使われる洗車機洗剤は、「洗浄剤」「WAX剤」「コート剤」の3種類の強力な界面活性剤入り洗浄剤を使用しています。洗剤の他にワックス成分のコート剤などを含んだ大量の洗車排水はいったいどのように処理されているのでしょうか。
ガソリンスタンドには、法律で義務付けられた油水分離槽が設置されています。敷地面積などによって設置する槽の大きさが決定されますが、一般的に4槽式もしくは5槽式分離槽です。これは、油分と汚泥を分離する槽でありますが、水分中に含まれた洗剤成分は処理されずに下水道や河川に流れています。1日あたりの排出量が、規制基準以下ですので、なんら法律上問題ないのですが、洗車機メーカーやGS業界でも多少の議論になってきています。しかしまだまだ大きく問題視されていないのが現状のようです。

滋賀県では、びわ湖の汚染に端を発し、1980年代より主婦を中心に石けん運動が盛り上がり、富栄養化防止条例などを制定した実績があるのですが、その県下のガソリンスタンドが何ら問題なく洗車排水を流していることに当初非常に驚きました。またさらに最近ではショー効果を高めるために車全体を泡で包む「泡洗車」が洗車機メーカー推奨で提案されているのには驚きを隠せません。
このような現状を打破するために当社では、リサイクル液体石けんを使う「エコ洗車」を始めました。まだまだ実験段階の域を抜け出せませんが、全国のガソリンスタンドで石けん(リサイクル)洗車が行われると非常に水質浄化向上に役立つのではないでしょうか。
廃食油リサイクル石けんは以前より販売されていましたが、そのイメージから販売に苦慮していた経緯があります。身体を洗ったり洗濯をしたりするのには少なからずの抵抗がありますが、自動車を洗うという目的での使用は、これからの廃食油リサイクル石けんのマーケットに大きな需要を生み出すのではないでしょうか!
また、回収した廃食油からつくられる石けんを洗車に利用するということでひとつの循環が生まれ、持続可能な地域循環型社会実現の一端も担っています。